「カピタン・アラトリステ」シリーズと映画「アラトリステ」の背景知識と翻訳裏話


by KATO Kosei Ph.D
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カテゴリ:映画( 27 )

懐かしい

懐かしいものが押入れから出てきました。

当時はまだこんなメディアも現役だったのだなあ。

後ろに写ってるのは弊社のファザーズバッグです。お買い上げはこちらまで!
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by waka_moana | 2016-04-29 09:34 | 映画

そういえば

 内田樹さんも「アラトリステ」のDVDをご覧になったとブログに書いておられました(映画そのものには特にコメントは無かったようですが)。

指折り待ってた夏休み

 ヨーロッパ文学系の研究者はうっかり手を出してしまう雰囲気があるのでしょうか? 主役男優氏のネームバリューの威力なのか・・・?
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by waka_moana | 2009-08-29 06:13 | 映画
 テリー・イーグルトンやサイードの翻訳で知られる大橋洋一さんが、ブログで「アラトリステ」を激賞してくださっているではないですか。

The Spanish Match-rentoの日記

 こんな大物研究者が通りすがりみたいに「アラトリステ」を褒めてくれるとは思っておりませなんだ。といっても業界の外の方々にはわからないでしょうが、過去20年と今後20年くらいの間、日本の大学で文学や人文系社会学の研究者修行をした(する)人で、この人の翻訳書を全部避けて通れる人って居ないんじゃないですかね。私も修士課程や博士課程在籍時に何冊かは読みましたよ。『知識人とは何か』とか。

 いやあ。驚いた。

 ついでにこの人が私の妹の高校の先輩だったことにも驚いた。

 大橋さんがご覧になったのはDVDで、ということは吹き替えではなく字幕版を見られた可能性も小さくないわけです。ちょっとドキドキだなあ(劇中劇の男優の台詞で一箇所、誤訳の見落としをしてしまった私ですが、そこ以外は特に後悔している部分はございません)。
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by waka_moana | 2009-08-28 18:56 | 映画
 DVD発売に先駆けて、DVDのレンタルが始まっています。

 DVD発売まではあと3週間ですね。
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by waka_moana | 2009-06-27 08:52 | 映画
 国内版DVDの発売日が決まったみたいです。7月17日。

 BK1で予約始まってますよ。

税込価格(予価): ¥3,990 (本体 : ¥3,800)
bk1ポイント倶楽部:P 38ポイント(1%進呈)
国内送料無料でお届けできます
レーベル : ハピネット ピクチャーズ
カタログNo. : BIBF7728
発売日 : 2009.7.17
発売国 : 日本
フォーマット : DVD
組み枚数 : 1
その他 : ビスタサイズ/スクイーズ
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by waka_moana | 2009-04-18 08:02 | 映画
 昨日、翻訳者さんと字幕について打ち合わせしてきました。

 とりあえず寒かった。スターバックスの自動ドアが故障していて、修理のおじさんが開けっ放しにしやがるもんだから、摂氏2度の外気が店内に吹き込んで、

「寒いですね。」
「きっとフランドルの戦場ってこんな感じだったんでしょうね。」

なんて愚痴を言いながら、字幕のブラッシュアップをしとりました。

 DVD版は劇場版とは別物に近い字幕になるでしょうね。もちろん包囲の件はちゃんと解決してます。そのほか、色々とお寄せいただいたご意見についても一通りは検討されています。ただし、全てが反映されているわけではありません。基本的に私は実際の作業中、その種の意見のことを全てアタマの中から消し去って、まっさらな状態で字幕の中身を考えていましたし、打ち合わせの際には色々な意見についての検討もしましたけれども、私から見て「それはおかしい」「それは解釈の幅を限定しすぎ」と思えたものは「これは違います」とはっきり申し上げて来ましたから。

 しかし、映画の日本語字幕って本当に文字数の制限きついですね。泣く泣くカットしたフレーズも数知れず。

 
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by waka_moana | 2009-02-28 22:40 | 映画

DVDに向けて

 とりあえず既存の字幕の内容チェックが終わりました。1020枚強のうち416枚にコメントを付けましたから、およそ4割ですね。これを元に翻訳者さんと編集者さんと私で話し合って、最終的な字幕を考えていくことになります。

 この段階で行ったのは「誤訳のチェック」「訳語のチェック」「伏線や演出との整合性の検討」「言葉遣いの修正」の4つの作業。言葉遣いについては、出来るだけ邦訳版の原作で喋らせているような口調を提案しております。

 どこまで反映出来るかどうかは(文字数制限もあるので)わかりませんが、ともかく劇場の字幕とはかなり違う字幕になるはずです(だから「もう劇場で見た」なんて言わずに買って下さい! 日本経済の為にも)。
 
 ところで、最後にまた一つ発見がありました。原作でアラトリステが「上官の窮地を救って報奨金を貰った」のは休戦前のフランドルでしたが、映画ではネルトリンゲンの戦いになってるんですねえ。1634年に神聖ローマ皇帝軍とスペイン軍がプロテスタント諸侯軍とスウェーデン軍を壊滅させた有名な戦い。原作の設定ではアラトリステもイニゴもこの戦いに加わっているのですが、映画だと1635年にアラトリステだけがフランドルから引き上げて来ているので、おそらくイニゴは映画版ではネルトリンゲンの戦いに参加していないのではないかと。

 
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by waka_moana | 2009-02-21 18:10 | 映画
 今気づいたんです。ごめんなさい。

 「アラトリステ」の映画のブレダ攻城戦の最後のシーン。スペイン軍側(画面右手)の奥に描かれているのは数枚の軍旗でした。

 何の話だって?

 3巻の話ですよ。3巻のエピローグで、ベラスケスがイニゴのアドバイスに従って「旗ではなく槍を描いた」ということになっているんですが(映画でもそういう台詞がありましたね)、あれ、ということはと思ってブレダのシーンを確認してみたら、ちゃんと槍ではなくて旗が見えている。

 あのシーン、ベラスケスの絵まんまだと思っておられる方は結構いらっしゃると思いますが、こりゃあ間違い探しですね。ついでにアラトリステとコポンスもスピノラ将軍閣下のすぐ近くにちゃっかり立ってます(笑)。

 もしやと思って、その後の王宮中庭のシーン(「ブレダの開城」が運ばれていく)をチェックしてみたんですが、3巻のエピローグのエピローグにあったあのネタまでは、さすがにやってなかったですね。

 何の話だって?

 それはもう、3巻とDVDをお買い上げいただいてじっくり比較検討してください。
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by waka_moana | 2009-02-17 17:26 | 映画

青信号

 一昨日の夜にゴーサインが出ました。

 個人的には、この作品のDVDを買われる方にとっては売価の数百円はあまり(というか殆ど)意味は無く、とにかく商品の品質が勝負の分かれ目になると考えていますので、この決定は歓迎したいですね。

 私は仕事で何度もDVDを見ているのですが、過激な編集とはうってかわって繊細極まりない演出を楽しむには、DVDは便利ですよ。例えばこの前気づいたんですが、アラトリステが二人のイングランド人事件の際にサルダーニャ警部補にしょっ引かれる際に、サルダーニャ警部補はアラトリステのブーツの中をちゃんとチェックします。この時、警部補は一瞬何か考えて、次にアラトリステと意味ありげな気配で見つめ合いながら「武装解除しました」と言っている。

 原作1巻を読んでいる人ならば、この演出の意味がおわかりになると思います。

 他にも何度も見返してやっと気がつくような細かい演出が沢山ありますから、是非とも国内版DVDお買い上げくださいまし。
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by waka_moana | 2009-02-14 17:00 | 映画

黄信号

もしかしたら降りることになるかもしれませぬ。
とりあえず現時点で私が確実に関われるというお約束は出来ません。
客の声次第で状況は動きそうですが・・・
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by waka_moana | 2009-02-10 07:21 | 映画